キリスト教概論、略してキリ概
- 作者: 中村圭志
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2007/05/24
- メディア: 単行本
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この本を読んでいて思い出した。そして腹がたった。のでメモしておく。
大学の時、授業にはキリスト教概論という必修科目があった。初回の授業で大教室を埋め尽くしたピチピチの1年生に向かって、教授はこう言い放った。
「毎年、なぜキリスト教を勉強するんですか?と尋ねる人がいますが、そんな人に私はなぜこの大学に入学したのですか?と問いたい。」
これを聞いて心のなかでずっこけた。
教授はおそらく毎年同じことを聞かれ続けて倦んでいるのだろうが、学問を教える人にはそれを学ぶことの意義を生き生きと伝える義務があるとおもう。
ましてそれが宗教学という言葉が大切な学問ならなおさらである。
この話をきいて以降、僕はなんとなくキリスト教の周りにいる人によいイメージを描けなくなった。